虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)

可能性を表現
意志を表現可能性を表現行為を表現故事

意味

けつらずんば虎子こじを得ず

大きな成功を収めるためには、それ相応のリスクを取る必要があるということ。

使い方

文章中や会話中でどう使うのか?

けつらずんば虎子こじを得ず」は、

  • けつらずんば虎子こじを得ずだ…
  • けつらずんば虎子こじを得ずで…
  • けつらずんば虎子こじを得ずと…
  • けつらずんば虎子こじを得ずの…
  • けつらずんば虎子こじを得ず、…

というような使い方をすることが多いです。

何を表現できる?

けつらずんば虎子こじを得ず」は、

  • 大きな成功を収めたい、というような意志
  • リスクがある、というような可能性
  • リスクを取る、というような行為

等を表現できます。

使用例

使用例

競馬好きの彼は自分の観察眼を信じ、けつらずんば虎子こじを得ずの精神で低人気の馬券に大金を賭けた。その結果、その馬は歴史的なジャイアントキリングを起こし、彼は一夜にして大金持ちになった。

使用例

成功するためには着実な積み重ねが重要だが、時にはけつらずんば虎子こじを得ずで大きなチャレンジをすることも必要だ。

使用例

けつらずんば虎子こじを得ずだ!俺、彼女にプロポーズする!

対義語

  • 命あっての物種ものだね
  • 君子危うきに近寄らず

出典

ごかんじょ【後漢書】

中国、二十四史の一。後漢の歴史を記した紀伝体の書。一二〇巻。南朝宋のはんようの撰。本紀一〇巻・志三〇巻・列伝八〇巻。そのうち志は晋の司馬しばひょうの「続漢書」の志を北宋時代に合刻したもの。

引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂

補説

別の表記

けつらずんば虎子こじを得ず」は、

  • 虎穴に入らずんば虎を得ず

と書くこともあります。

別の読み

けつらずんば虎子こじを得ず」は、

  • 虎穴に入らずんば虎子(こし)を得ず

と読むこともあります。


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