意味
握髪吐哺
優れた人材の確保に熱心なこと。
使い方
文章中や会話中でどう使うのか?
「握髪吐哺」は、
というような使い方をすることが多いです。
何を表現できる?
「握髪吐哺」は、
等を表現できます。
使用例
使用例1
A高校野球部は創設からまだ五年しか経っていない。だが、本気で甲子園出場を実現するために多くの予算を投じており、握髪吐哺で優秀な人材をかき集めている。
使用例2
後藤社長はかつて身内びいきの人材登用が原因で会社に大きな損害を与えてしまった。彼は上に立つ者として大いに反省し、それ以来常に握髪吐哺の心構えを忘れないようにしている。
使用例3
よくこれだけのメンバーを揃えられたものだ。キミの姿勢はまさしく握髪吐哺だね。
類義語
出典
かんしがいでん【韓詩外伝】
「詩経」の解説書。中国、前漢の韓嬰著。一〇巻。故事や古語を雑多に引き、それを「詩経」の章句で説明したもの。「詩経」の注釈書「韓詩内伝」の方は散逸して伝わらず、「外伝」だけが残る。
引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂
原文の意味
周公旦は来客があると、入浴中だったとしても濡れた髪を握って出迎え、食事中なら口に入れた食べ物を吐き出してすぐ応対した。それでもなお、世の中の賢人を見逃してしまうのではないかと恐れた。
補説
内包する言葉の意味
別の表記
「握髪吐哺」は、
と書くこともあります。