汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)

状態を表現
状態を表現評価を表現四字熟語

意味

かんぎゅうじゅうとう

所蔵している書物の数が非常に多いことのたとえ。

使い方

文章中や会話中でどう使うのか?

かんぎゅうじゅうとう」は、

  • かんぎゅうじゅうとうだ…
  • かんぎゅうじゅうとうで…
  • かんぎゅうじゅうとうと…
  • かんぎゅうじゅうとうの…

というような使い方をすることが多いです。

何を表現できる?

かんぎゅうじゅうとう」は、

  • 書物の数が多い、というような状態
  • 非常に多い、というような評価

等を表現できます。

使用例

使用例

理論派サッカー選手の彼は大変な読書家である。戦術論やスポーツ医学、果ては物理学まで学んでおり、彼の私室を訪れた者はそのかんぎゅうじゅうとうの様相に驚愕必至だ。

使用例

戸川さんは祖父が亡くなった際、その書斎がかんぎゅうじゅうとうだったことで、遺品整理にずいぶん苦労したらしい。

使用例

今は電子書籍で本を買う人が多いし、ビジュアルでかんぎゅうじゅうとうという状態を想像するのは難しい時代かもね。

類義語

  • 載籍浩瀚さいせきこうかん

出典

かんぎゅうじゅうとう」の出典は、りゅう宗元そうげんの「陸文通先生墓表」です。

りゅうそうげん【柳宗元】

七七三-八一九
中国、中唐の文人。あざなは子厚。山西省河東の人なので、柳河東とも呼ばれた。唐宋八大家の一。かんとともに古文復興を主張、詩意画趣に富む多くの山水遊記を残した。詩文集「柳河東集」

引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂

原文の意味

その書物の多さときたら、積み重ねれば棟木まで届き、牛車に載せて引かせると牛が汗をかいてしまうほどだ。

補説

かんぎゅうじゅうとう」は、

  • じゅうとうかんぎゅう

と書くこともあります。


タイトルとURLをコピーしました