意味
汗牛充棟
所蔵している書物の数が非常に多いことのたとえ。
使い方
文章中や会話中でどう使うのか?
「汗牛充棟」は、
というような使い方をすることが多いです。
何を表現できる?
「汗牛充棟」は、
等を表現できます。
使用例
使用例1
理論派サッカー選手の彼は大変な読書家である。戦術論やスポーツ医学、果ては物理学まで学んでおり、彼の私室を訪れた者はその汗牛充棟の様相に驚愕必至だ。
使用例2
戸川さんは祖父が亡くなった際、その書斎が汗牛充棟だったことで、遺品整理にずいぶん苦労したらしい。
使用例3
今は電子書籍で本を買う人が多いし、ビジュアルで汗牛充棟という状態を想像するのは難しい時代かもね。
類義語
出典
「汗牛充棟」の出典は、柳宗元の「陸文通先生墓表」です。
りゅうそうげん【柳宗元】
七七三-八一九
引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂
中国、中唐の文人。字は子厚。山西省河東の人なので、柳河東とも呼ばれた。唐宋八大家の一。韓愈とともに古文復興を主張、詩意画趣に富む多くの山水遊記を残した。詩文集「柳河東集」
原文の意味
その書物の多さときたら、積み重ねれば棟木まで届き、牛車に載せて引かせると牛が汗をかいてしまうほどだ。
補説
「汗牛充棟」は、
と書くこともあります。