意味
多岐亡羊
- 学問の道が過度に細分化されると、その真理を理解するのが難しくなることのたとえ。
- 方針や進路などの選択肢が多すぎて、どれを選ぶべきか分からないことのたとえ。
使い方
文章中や会話中でどう使うのか?
「多岐亡羊」は、
というような使い方をすることが多いです。
何を表現できる?
「多岐亡羊」は、
等を表現できます。
使用例
使用例1
ミーハーな彼女の希望業種は多岐亡羊としており、効果的な企業研究ができていない。的確な取捨選択ができないのであれば、彼女が就活で苦戦するのは必然だろう。
使用例2
広瀬教授の末節にこだわった講義は多岐亡羊の感があり、学生からは非常に分かりにくいと不評だ。
使用例3
キミの勉強の仕方は多岐亡羊の様相だな。そんなマイナーな単語は暗記しなくていいから、まずは基本の文法をしっかり覚えなよ。
出典
れっし【列子】
②中国、古代の寓話集。八巻。戦国時代の道家、列子①とその弟子が書いたとされるが、晋代の偽作とする説もある。
引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂
補説
「多岐亡羊」は、
と書くこともあります。