意味
天網恢恢疎にして漏らさず
天道は厳正なものであり、悪事を働けば必ずその報いを受けるということ。
使い方
文章中や会話中でどう使うのか?
「天網恢恢疎にして漏らさず」は、
というような使い方をすることが多いです。
何を表現できる?
「天網恢恢疎にして漏らさず」は、
等を表現できます。
使用例
使用例1
彼は期末テストで巧妙にカンニングをして学年一位の成績を収めた。しかし数日後には不正をしたことが教師にばれ、彼には停学処分が下された。天網恢恢疎にして漏らさずということだ。
使用例2
鈴木氏の経営する会社は詐欺まがいの悪徳商法で荒稼ぎしていた。しかし、天網恢恢疎にして漏らさず、顧客からの通報を受けた消費者庁の捜査によって問題が明るみに出ることになり、鈴木氏は逮捕された。
使用例3
天網恢恢疎にして漏らさず、道を踏み外したキミにはそれ相応の罰を受けてもらう。
出典
ろうし【老子】
②老子の著書と伝えられる道家の経典。二巻、八一章。戦国時代初期から中期頃成立。現象界を相対化してとらえ、現象の背後にある絶対的本体を道とし、それから付与される本性を徳とし、無為自然の道とそれに即した処世訓や政治論を説く。道徳経。老子道徳経。
引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂
補説
内包する言葉の意味
別の表記
「天網恢恢疎にして漏らさず」は、
天網恢恢疎にして失わず
と書くこともあります。