呉牛月に喘ぐ（ごぎゅうつきにあえぐ）

意味

呉ご牛ぎゅう月つきに喘あえぐ

過度に恐れること。必要のない心配や恐れを抱くこと。

「呉ご牛ぎゅう月つきに喘あえぐ」は、

というような使い方をすることが多いです。

「呉ご牛ぎゅう月つきに喘あえぐ」は、

等を表現できます。

使用例１

自己評価の低い彼女は、初めてのアルバイトできちんと働けるかとても不安だった。だが、実際に働いてみると存外大したことはなく、スムーズに職場に馴染むことができた。呉ご牛ぎゅう月つきに喘あえぐとはこのことだろう。

使用例２

うちのクラスの担任は、呉ご牛ぎゅう月つきに喘あえぐなどという言葉とは無縁の、超ポジティブなナイスガイだ。

使用例３

僕はとても不安なんだけど、皆は口をそろえて大丈夫だって言うんだ。もしかしたら呉ご牛ぎゅう月つきに喘あえぐということなのかな。

せせつしんご【世説新語】

中国の逸話集。南朝宋の劉りゅう義ぎ慶けい編。五世紀前半に成立。後漢から東晋しんに至る士大夫の逸話を記す。清談風の文体は六朝文を代表する。世説新書。世説。
引用元：松村明三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂

私がこのように風を恐れるのは、（気温が高い地方である）呉の水牛が月を見ても太陽が出ているときのように暑さに喘ぐのと同じようなものです。