朝夕べに及ばず(あしたゆうべにおよばず)

状況を表現
状況を表現状態を表現故事

意味

あしたゆうべに及ばず

少し先のことを考えることすらできないほど、事態が非常に切迫していること。

使い方

文章中や会話中でどう使うのか?

あしたゆうべに及ばず」は、

  • あしたゆうべに及ばずと…
  • あしたゆうべに及ばずの…

というような使い方をすることが多いです。

何を表現できる?

あしたゆうべに及ばず」は、

  • 事態が切迫している、というような状況
  • 今のことしか考えられない、というような状態

等を表現できます。

使用例

使用例

夏休みの宿題が大量に出されたにもかかわらず、彼はそれらに全く手を付けずに遊びまわった。当然の帰結として、夏休みが終わる直前に彼はあしたゆうべに及ばずの状態に陥った。

使用例

予想外の株価急落によって、株式市場はあしたゆうべに及ばずとなった。

使用例

難しいタスクが残っているとはいえ、まだ時間はあるだろ?あしたゆうべに及ばずというには少し大げさだよ。

類義語

  • あしたゆうべをはからず

出典

しゅんじゅうさしでん【春秋左氏伝】

「春秋」の注釈書。春秋三伝の一。左丘明の作と伝えられる。戦国時代の成立といわれるが、前漢末の偽作とする説もある。春秋三伝のうち最も文学性に富み史実も豊富である。左氏伝。左伝。左氏春秋。

引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂

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