意味
水は方円の器に随う
人は、交際する相手や環境次第で、良くも悪くも変化するということ。
使い方
文章中や会話中でどう使うのか?
「水は方円の器に随う」は、
というような使い方をすることが多いです。
何を表現できる?
「水は方円の器に随う」は、
等を表現できます。
使用例
使用例1
以前の彼は素直な優等生だった。しかし、不良の友達と遊ぶようになってからというもの、水は方円の器に随うが如く彼自身も不良になってしまった。
使用例2
年功序列の強い会社に勤めていた武藤さんは、どうせ仕事を頑張っても出世できないので、いつもどうやって手を抜くかばかりを考えていた。だが、勤め先が倒産したことがきっかけで実力主義の会社に転職すると、水は方円の器に随うように仕事を頑張るようになった。
使用例3
全寮制である以上、入学後は今までのように親に甘えることはできない。水は方円の器に随うが如き成長を期待しているよ。
類義語
出典
かんぴし【韓非子】
②中国、戦国時代の思想書。二〇巻五五編。韓非およびその学派の著作を主として集めたもの。編者不明。君主は法と賞罰によって支配することを政治の根本であるとし、秦に始まる官僚国家創建の理論的支柱となる。
引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂
原文の意味
君主というのは鉢のようなものであり、人民は水のようなものである。鉢が四角ならその中の水も四角になり、鉢が円形ならその中の水も円形になる。