水は方円の器に随う(みずはほうえんのうつわにしたがう)

可能性を表現
可能性を表現結果を表現状態を表現人間関係を表現故事

意味

水は方円の器にしたが

人は、交際する相手や環境次第で、良くも悪くも変化するということ。

使い方

文章中や会話中でどう使うのか?

水は方円の器にしたが」は、

  • 水は方円の器にしたがが如く…
  • 水は方円の器にしたがように…

というような使い方をすることが多いです。

何を表現できる?

水は方円の器にしたが」は、

  • 変化する、というような可能性
  • 変化した、というような結果
  • 周囲の影響を受けた、というような状態
  • 相手から影響を受ける、というような人間関係

等を表現できます。

使用例

使用例

以前の彼は素直な優等生だった。しかし、不良の友達と遊ぶようになってからというもの、水は方円の器にしたがが如く彼自身も不良になってしまった。

使用例

年功序列の強い会社に勤めていた武藤さんは、どうせ仕事を頑張っても出世できないので、いつもどうやって手を抜くかばかりを考えていた。だが、勤め先が倒産したことがきっかけで実力主義の会社に転職すると、水は方円の器にしたがように仕事を頑張るようになった。

使用例

全寮制である以上、入学後は今までのように親に甘えることはできない。水は方円の器にしたがが如き成長を期待しているよ。

類義語

出典

かんぴし【韓非子】

②中国、戦国時代の思想書。二〇巻五五編。韓非およびその学派の著作を主として集めたもの。編者不明。君主は法と賞罰によって支配することを政治の根本であるとし、秦に始まる官僚国家創建の理論的支柱となる。

引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂

原文の意味

君主というのは鉢のようなものであり、人民は水のようなものである。鉢が四角ならその中の水も四角になり、鉢が円形ならその中の水も円形になる。


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