歯亡び舌存す(はほろびしたそんす)

可能性を表現
可能性を表現結果を表現状態を表現故事

意味

ほろび舌そん

強固なものはかえってダメになりやすく、その一方で柔軟なものは長く生き残るということ。

使い方

文章中や会話中でどう使うのか?

ほろび舌そん」は、

  • ほろび舌そんと…
  • ほろび舌そん、…

というような使い方をすることが多いです。

何を表現できる?

ほろび舌そん」は、

  • ダメになりやすいまたは長く生き残る、というような可能性
  • ダメになったまたは長く生き残った、というような結果
  • 強固または柔軟、というような状態

等を表現できます。

使用例

使用例

ほろび舌そんということを理解していた彼は、三十年続いてきた伝統の味を捨てて現代風の味付けを取り入れることを厭わなかった。

使用例

かつてA社は独自の技術を用いた製品で市場を席巻したが、ほろび舌そん、時代が移り変わることで変化した消費者のニーズに対応できずに倒産してしまった。

使用例

あなたが若かった頃の常識は現代では通用しません。仕事でもう一花咲かせたいと思うのなら、ほろび舌そんということを肝に銘じてください。

類義語

  • く剛を制す
  • やなぎに雪折れなし

出典

ぜいえん【説苑】

中国、前漢代の説話集。二〇巻。りゅうきょう編。儒教的立場から様々の伝説・故事を収録。

引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂

補説

ほろび舌そん」は、

ほろそん

と書くこともあります。


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