意味
駟も舌に及ばず
一度口に出してしまった言葉は取り消すことができない。発言には細心の注意が必要ということ。
使い方
文章中や会話中でどう使うのか?
「駟も舌に及ばず」は、
というような使い方をすることが多いです。
何を表現できる?
「駟も舌に及ばず」は、
等を表現できます。
使用例
使用例1
彼は以前、ネットに毒されて軽い気持ちで差別的な発言をしてしまった。現在ではすっかり反省し改心したが、周囲からは未だに差別主義者だと思われている。駟も舌に及ばずということだ。
使用例2
坂東さんはやる気がない上司に対してイライラしていたが、駟も舌に及ばずだと考え、周囲に不満を漏らすことはしなかった。
使用例3
社会人になったら、駟も舌に及ばずの精神がより重要になりますよ。
出典
ろんご【論語】
中国、春秋時代の思想家孔子とその弟子たちの言行録。四書の一。二〇編。戦国時代初期から編纂が始まり漢代になって成立。「仁」を中心とする孔子およびその一門の思想が語られ、儒家の中心経典として中国伝統思想の根幹となった。
引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂
原文の意味
子貢が棘子成に言った。「残念ながら、君子についてのあなたの話は誤っています。そのような失言は、取り戻そうとして四頭立ての馬車で追ったとしても決して追いつけません。」
補説
内包する言葉の意味
別の表記
「駟も舌に及ばず」は、
と書くこともあります。