屋上屋を架す(おくじょうおくをかす)

行為を表現
行為を表現状態を表現評価を表現故事

意味

おくじょうおく

既に行う必要のない無駄な行為を、重複して行うこと。

使い方

文章中や会話中でどう使うのか?

おくじょうおく」は、

  • おくじょうおく活用語尾)…。

というような使い方をすることが多いです。

何を表現できる?

おくじょうおく」は、

  • 重複して無駄なことをする、というような行為
  • 既に必要がない、というような状態
  • 無駄、というような評価

等を表現できます。

使用例

使用例

彼は自身の研究を革新的だと考えているようだが、実際にはそのような研究は既に数多く存在している。結局のところ、彼がやっているのはおくじょうおくの愚行に過ぎない。

使用例

髙田さんは妻が喜ぶと思っておしゃれな服をプレゼントしたのだが、妻はその服を既に持っていた。自分では心を込めたサプライズを計画していたつもりでも、実際にはおくじょうおくしていただけだったと知り、髙田さんは忸怩たる思いに駆られた。

使用例

おくじょうおくようなことにならないよう、事前確認はしっかり行うんだよ。

出典

がんしかくん【顔氏家訓】

中国の訓書。七巻。北斉の貴族、がんすい著。処世訓として、家族道徳・学問・教養から、広く生活一般・世故人情についての知恵を述べており、中国人の伝統的生活態度の規範として、後世長く尊ばれた。

引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂

補説

おくじょうおく」は、

  • おくおく

と書くこともあります。


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