人と屛風は直ぐには立たず(ひととびょうぶはすぐにはたたず)

評価を表現
行為を表現状況を表現人間関係を表現評価を表現ことわざ

意味

人とびょうぐには立たず

正論を振りかざすだけでは世渡りはうまくいかないので、時には妥協することも必要ということ。

使い方

文章中や会話中でどう使うのか?

人とびょうぐには立たず」は、

  • 人とびょうぐには立たずと…
  • 人とびょうぐには立たず、…

というような使い方をすることが多いです。

何を表現できる?

人とびょうぐには立たず」は、

  • 正論を振りかざすまたは妥協する、というような行為
  • 世渡りがうまくいかない、というような状況
  • 自分と世間、というような人間関係
  • 正論だけではダメ、というような評価

等を表現できます。

使用例

使用例

彼は仕事に対するモチベーションが低い部下に対して、この仕事の社会的意義を熱心に説いて聞かせ、部下の態度を非難した。しかし、人とびょうぐには立たず、その部下は彼の説教に嫌気がさして転職してしまった。

使用例

宮下先生は、人とびょうぐには立たずということをよく理解しており、トラブル対応が上手だ。例えば、彼女はモンスターペアレントから理不尽に𠮟責にされても大人しく謝罪し、事をそれ以上大きくしないよう努めている。

使用例

キミの意見は正論だけど、皆の気持ちが考慮されていないよ。人とびょうは直ぐには立たずと言うし、もう少し穏健な意見に変えた方がスムーズに議論が進むと思うね。

類義語

  • 曲がらねば世が渡られぬ

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