意味
退けば長者が二人
仲が悪い人や貧乏な人同士が一緒にいるよりは、独立して行動した方がそれぞれの強みが活きて成功するということ。
使い方
文章中や会話中でどう使うのか?
「退けば長者が二人」は、
というような使い方をすることが多いです。
何を表現できる?
「退けば長者が二人」は、
等を表現できます。
使用例
使用例1
人事は特に優秀な二人の社員を同部署に異動させ、相乗効果により目覚ましい業績を挙げることを期待した。しかしその二人は性格の相性が最悪で、業績は上がるどころかむしろ下がってしまった。人事は緩衝役の人材をあてがうことも検討したが、退けば長者が二人という言葉に従い、二人を再び別々の部署へと異動させた。
使用例2
菅野夫妻の関係は家庭崩壊寸前まで悪化していた。そして先日、遂に夫が離婚を切り出した。妻は幸せだった頃の思い出に一抹の未練があったものの、退けば長者が二人だと思い直し、離婚を受け入れた。
使用例3
まだあの人と一緒に仕事してるの?馬鹿だねえ!退けば長者が二人ということが分からないなんて!
補説
「退けば長者が二人」は、
主に仕事上の仲間や配偶者との関係が悪化した際に用いられます。