意味
皮相の見
- 物事のうわべだけを見て、その本質について思慮しないこと。
- 浅はかな見解のたとえ。
使い方
文章中や会話中でどう使うのか?
「皮相の見」は、
というような使い方をすることが多いです。
何を表現できる?
「皮相の見」は、
等を表現できます。
使用例
使用例1
商品の種類を増やせば売り上げが回復するだろうという考えは、現状を鑑みるにどうやら皮相の見だったようだ。
使用例2
近年、進学実績が落ちているとして、私立A高校の経営陣は教師たちを交えて対策会議を開いた。生徒第一主義を掲げる木村先生は、生徒一人一人に寄り添って進路を一緒に考えるのが教育機関の務めであり、闇雲に有名大学への進学を勧めるのは皮相の見でしかないと強く訴えた。
使用例3
キミの意見は皮相の見でしかないよ。何の役にも立たない。一体学校で何を学んできたんだ?
出典
かんしがいでん【韓詩外伝】
「詩経」の解説書。中国、前漢の韓嬰著。一〇巻。故事や古語を雑多に引き、それを「詩経」の章句で説明したもの。「詩経」の注釈書「韓詩内伝」の方は散逸して伝わらず、「外伝」だけが残る。
引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂
原文の意味
延陵子は相手が賢者であることを知って、姓とあざなを尋ねた。牧者は言った。「あなたはうわべしか見ない人だ。どうしてそんな人に姓とあざなを教える必要があるのだろうか。」
補説
内包する言葉の意味
別の表記
「皮相の見」は、
と書くこともあります。