痴人の前に夢を説く(ちじんのまえにゆめをとく)

評価を表現
行為を表現状況を表現評価を表現故事

意味

痴人の前に夢を説く
  1. (相手の理解力が原因で)話が通じないことのたとえ。
  2. 馬鹿げていることのたとえ。

使い方

文章中や会話中でどう使うのか?

痴人の前に夢を説く」は、

  • 痴人の前に夢を説(活用語尾

というような使い方をすることが多いです。

何を表現できる?

痴人の前に夢を説く」は、

  • 話をする、というような行為
  • 話が通じない、というような状況
  • 馬鹿げている、というような評価

等を表現できます。

使用例

使用例

学ぶ気のない者に説明したところで、痴人の前に夢を説くことになるだけだ。

使用例

痴人の前に夢を説いても意味がないので、氣田君は、前時代的な父親に起業計画を伝えなかった。

使用例

勝つためなら何でもするとは言ったけど、限度ってものがあるだろ!?痴人の前に夢を説くんじゃなかったよ!

出典

痴人の前に夢を説く」の出典は、黄庭堅こうていけんの書いた文章である「陶淵明責子詩後」です。

こうていけん【黄庭堅】

一〇四五ー一一〇五
中国、北宋ほくそうの詩人・書家。あざなちょく、号は山谷さんこく道人。しょくに師事。その詩風は江西こうせい体と呼ばれて詩壇をふう。草書にもすぐれた。著「山谷集」「涪翁雑説」「杜詩箋」など。

引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂

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