意味
遠慮近憂
遠い将来のことまで考慮した上で行動しないと、必ず身近に差し迫った心配事が発生してしまうということ。
使い方
文章中や会話中でどう使うのか?
「遠慮近憂」は、
というような使い方をすることが多いです。
何を表現できる?
「遠慮近憂」は、
等を表現できます。
使用例
使用例1
彼は遠慮近憂ということを理解せず、行き当たりばったりで引っ越し先を決めてしまった。その結果、実際に住んでみると近くの繁華街からの騒音が思った以上にうるさいことが判明し、毎日寝不足に悩まされることになってしまった。
使用例2
畑中さんは過去に遠慮近憂で後悔した経験があるので、今回の就活では検討に検討を重ねて慎重に就職先の選択を行ったようだ。
使用例3
遠慮近憂の事態に陥らないよう、常に将来のことを考慮した行動を心がけなさい。
出典
ろんご【論語】
中国、春秋時代の思想家孔子とその弟子たちの言行録。四書の一。二〇編。戦国時代初期から編纂が始まり漢代になって成立。「仁」を中心とする孔子およびその一門の思想が語られ、儒家の中心経典として中国伝統思想の根幹となった。
引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂