奇貨居くべし(きかおくべし)

意志を表現
意志を表現可能性を表現行為を表現状況を表現評価を表現故事

意味

奇貨居きかおくべし

好機が訪れたら、逃すことなくしっかり活かすべきということ。

使い方

文章中や会話中でどう使うのか?

奇貨居きかおくべし」は、

  • 奇貨居きかおくべしだ…
  • 奇貨居きかおくべしと…
  • 奇貨居きかおくべしの…

というような使い方をすることが多いです。

何を表現できる?

奇貨居きかおくべし」は、

  • 好機を活かすべき、というような意志
  • 役に立つかもしれない、というような可能性
  • 好機を活かす、というような行為
  • 好機が訪れる、というような状況
  • 好機である、というような評価

等を表現できます。

使用例

使用例

彼は世界的に有名な起業家が来日して講演を行うことを知り、奇貨居きかおくべしと考え早速講演のチケットを予約した。

使用例

石井さんは受験生だったとき、推薦入試を受験するチャンスを見逃してしまったことで志望校に入学できなかった。それ以来、彼女は奇貨居きかおくべしの精神を信条として生きている。

使用例

この商品が半額だなんて信じられない!奇貨居きかおくべしだ!

類義語

  • 好機逸すべからず

出典

しき【史記】

中国最初の紀伝体の通史。二十四史の一。一三〇巻。前漢の司馬遷著。紀元前九一年頃完成。上古の黄帝から前漢の武帝までの歴史を記す。本紀十二巻、表一〇巻、書八巻、せい三〇巻、列伝七〇巻から成る。後世、正史の模範とされた。注釈書に南朝の宋の裴駰はいいんの「史記集解しっかい」、唐の司馬貞の「史記索隠」、唐の張守節の「史記正義」などがある。太史公書。

引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂

原文の意味

りょ不韋ふい邯鄲かんたんへ商売に出かけたとき、人質となっていた子楚しそを見かけ、哀れんで言った。「これは希少価値のある品物だから、手に入れておくべきだ。」

補説

奇貨居きかおべし
  • 奇貨きか → 希少価値のある品物。
  • → 手元に置いておく。

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