意味
屋上屋を架す
既に行う必要のない無駄な行為を、重複して行うこと。
使い方
文章中や会話中でどう使うのか?
「屋上屋を架す」は、
というような使い方をすることが多いです。
何を表現できる?
「屋上屋を架す」は、
等を表現できます。
使用例
使用例1
彼は自身の研究を革新的だと考えているようだが、実際にはそのような研究は既に数多く存在している。結局のところ、彼がやっているのは屋上屋を架すの愚行に過ぎない。
使用例2
髙田さんは妻が喜ぶと思っておしゃれな服をプレゼントしたのだが、妻はその服を既に持っていた。自分では心を込めたサプライズを計画していたつもりでも、実際には屋上屋を架していただけだったと知り、髙田さんは忸怩たる思いに駆られた。
使用例3
屋上屋を架すようなことにならないよう、事前確認はしっかり行うんだよ。
出典
がんしかくん【顔氏家訓】
中国の訓書。七巻。北斉の貴族、顔之推著。処世訓として、家族道徳・学問・教養から、広く生活一般・世故人情についての知恵を述べており、中国人の伝統的生活態度の規範として、後世長く尊ばれた。
引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂
補説
「屋上屋を架す」は、
と書くこともあります。