意味
陰徳あれば陽報あり
人知れず善い行いをする者には、必ず明確な良い報いがあるということ。
使い方
文章中や会話中でどう使うのか?
「陰徳あれば陽報あり」は、
というような使い方をすることが多いです。
何を表現できる?
「陰徳あれば陽報あり」は、
等を表現できます。
使用例
使用例1
ある日、彼は交通事故に遭い、命の危機に瀕した。しかし幸いにも、緊急手術を担当した医師の腕が良かったお陰で一命をとりとめ、後遺症も残らなかった。驚くべきことに、その医師は彼が長年匿名で寄付を続けていた児童養護施設の出身だった。陰徳あれば陽報ありということだろうか。
使用例2
自然を愛している西川さんは、放棄されて荒れ放題になっていた地元の山林を買い取り、私財を投じて根気よく自然環境を再生していった。その結果、この地域では絶滅したと思われていた動物が再び定着したらしい。これには西川さんも甚く感激し、陰徳あれば陽報ありだろうかと語っている。
使用例3
これはあなたの多大なる陰ながらの貢献に対する正当な報酬です。どうぞ遠慮せず、陰徳あれば陽報ありと思って受け取ってください。
類義語
出典
えなんじ【淮南子】
②中国、前漢代の思想書。二一編現存。淮南王劉安撰。道家・陰陽家・法家など諸学派の説を総合的に記述編集する。淮南鴻烈。
引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂
原文の意味
人知れず徳を積む者には、必ず明確な良い報いがある。人知れず善い行いをする者には、必ず輝かしい名誉が与えられる。