爬羅剔抉(はらてきけつ)

行為を表現
意志を表現行為を表現状況を表現状態を表現四字熟語

意味

爬羅はら剔抉てきけつ
  1. 隠れた人材を探し出して登用すること。
  2. 人の隠された欠点や秘密などを暴き出すこと。

使い方

文章中や会話中でどう使うのか?

爬羅はら剔抉てきけつ」は、

  • 爬羅はら剔抉てきけつする…

というような使い方をすることが多いです。

何を表現できる?

爬羅はら剔抉てきけつ」は、

  • 暴き出したい、というような意志
  • 人材を探し出すまたは欠点や秘密を暴く、というような行為
  • 暴かれた、というような状況
  • 隠れていた、というような状態

等を表現できます。

使用例

使用例

彼女は品行方正な淑女だと評価されていた。だが、マスコミに私生活を爬羅はら剔抉てきけつされたことで、その評価を覆す驚きの事実が明らかになった。

使用例

社長は重要な顧客からの無茶な要求をなんとかして実現するべく、伝説のコンサルタントと一部で噂されている加藤氏をどこかから爬羅はら剔抉てきけつしてきた。

使用例

同僚に爬羅はら剔抉てきけつするな!いい歳して子供みたいなことしてるんじゃないよ!ちゃんと仕事をしろ!

出典

爬羅はら剔抉てきけつ」の出典は、かんの書いた「進学解」です。

かんゆ【韓愈】

七六八ー八二四
中国、中唐の儒者・文人。字は退之、おくりなは文公、しょうれいと号。唐宋八大家の一。「文は道を載せる道具」として四六駢儷べんれい体を排し、古文を提唱。詩をよくし、白居易と並び称され、また儒学復古を唱えて、文章・学問とも後代に大きな影響を残した。詩文集「昌黎先生集」「昌黎先生外集」

引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂

補説

内包する言葉の意味

爬羅はら剔抉てきけつ
  • → 爪で引っ搔くこと。
  • → 網で捕らえること。
  • 剔抉てきけつ → 抉り出すこと。

別の読み

爬羅はら剔抉てきけつ」は、

  • 爬羅はら剔抉てっけつ

と読むこともあります。


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