忘年の交わり(ぼうねんのまじわり)

人間関係を表現
状態を表現人間関係を表現故事

意味

忘年の交わり

年齢の差を度外視した、親しい交友関係。

使い方

文章中や会話中でどう使うのか?

忘年の交わり」は、

  • 忘年の交わりだ…
  • 忘年の交わりで…
  • 忘年の交わりと…

というような使い方をすることが多いです。

何を表現できる?

忘年の交わり」は、

  • 年齢差がある、というような状態
  • 年齢差に関係なく親しい、というような人間関係

等を表現できます。

使用例

使用例

彼は中学生ながら将棋がとても強く、将棋歴数十年の大人ともいい勝負をする。彼に大人の知り合いが多いのは、対局した大人たちと忘年の交わりで仲良くなっているからだろう。

使用例

吉田さんは大学の講義中に、政治学の教授のネガティブな学説に真っ向から反論した。それ以降、吉田さんと教授は度々討論をするようになり、その関係はいつしか忘年の交わりとなった。

使用例

この企画、俺の代わりにキミから社長に提案してくれない?だってキミと社長は忘年の交わりだろ?頼むよ。

出典

ごかんじょ【後漢書】

中国、二十四史の一。後漢の歴史を記した紀伝体の書。一二〇巻。南朝宋のはんようの撰。本紀一〇巻・志三〇巻・列伝八〇巻。そのうち志は晋の司馬しばひょうの「続漢書」の志を北宋時代に合刻したもの。

引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂

原文の意味

禰衡でいこうには人並み以上の才能があり、若いながらも孔融こうゆうと交際があった。当時の禰衡でいこうはまだ二十歳にもなっておらず、対して孔融こうゆうは既に五十歳だった。それでも孔融こうゆう禰衡でいこうの才能に敬意を払っており、年齢の差を気にせず丁寧に接していた。

補説

忘年の交わり」は、

  • 忘年の

と書くこともあります。


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