顰に倣う(ひそみにならう)

行為を表現
行為を表現状態を表現人間関係を表現評価を表現故事

意味

ひそみなら
  1. 無分別に他人の真似をすること。
  2. 他人に倣って同じ行動をするときに、謙遜していう言葉。

使い方

文章中や会話中でどう使うのか?

ひそみなら」は、

  • ひそみなら活用語尾)…。

というような使い方をすることが多いです。

何を表現できる?

ひそみなら」は、

  • 真似をする、というような行為
  • 謙遜している、というような状態
  • 真似する者と真似される者、というような人間関係
  • 無分別、というような評価

等を表現できます。

使用例

使用例

知り合いがFXで大儲けしたことを聞いた彼は、ろくに勉強もせずひそみならってFXを始めてしまい、結果大損した。

使用例

確固とした企業理念が存在せず、金儲けのことばかり考えて他社のひそみならだけの企業に未来はない。

使用例

先輩のひそみならった勉強法を実践したら合格できました!

類義語

  • の真似するからす

出典

そうじ【荘子】

中国、戦国時代の思想書。一〇巻三三編。荘子とその学統に連なる後人の著作。寓話を数多く引用し、変幻自在な筆法で、人知の限界を語り、一切をあるがままに受け入れるところに真の自由が成立すると説く。のちの中国禅の形成に大きな役割を果たした。南華真経。

引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂

原文の意味

胸の病気にかかり郷里で療養していた西せいは、苦痛でその美しい顔をしかめた。しかめてもなお美しいその顔を見て、村の醜い女は、自分も同じようにすれば美しく見えると思い、西せいの真似をして顔をしかめてみた。その顔を見ると、村の金持ちは門を固く閉ざして家から出てこなくなり、貧乏人は妻子を連れて逃げていった。

補説

ひそみなら
  • ひそみ → 顔をしかめること。眉をひそめること。

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