意味
火中の栗を拾う
- 自分の利益になるわけでもないのに、他人のために危険を冒すこと。
- 困難だと分かっている事柄に、危険を承知で身を投じること。
使い方
文章中や会話中でどう使うのか?
「火中の栗を拾う」は、
というような使い方をすることが多いです。
何を表現できる?
「火中の栗を拾う」は、
等を表現できます。
使用例
使用例1
先生の勘違いにより、無実の彼女に掃除用具を壊した疑いがかけられた。しかし、クラスメイト達は火中の栗を拾うようなことはしなかったので、彼女は激怒した先生に理不尽にも叱られてしまった。
使用例2
森田くんは、友人夫婦が大喧嘩をしている中で火中の栗を拾えば面倒なことになると分かってはいた。だが、彼は良心に従い、果敢にも仲裁を買って出た。
使用例3
キミがコンサルティングを途中で辞めたあの店、結局潰れたよ。元々店長の独裁的な経営のせいでガタガタだったみたいだし、火中の栗を拾わなかったのは賢明な判断だったね。
補説
「火中の栗を拾う」は、
【イソップ物語】やラ・フォンテーヌの寓話に見られる、『猿と猫』の寓話に基づいた表現
です。