琴柱に膠す(ことじににかわす)

性格を表現
行為を表現状態を表現性格を表現評価を表現故事

意味

ことにかわ

融通が利かず、臨機応変に対応できないこと。

使い方

文章中や会話中でどう使うのか?

ことにかわ」は、

  • ことにかわ活用語尾

というような使い方をすることが多いです。

何を表現できる?

ことにかわ」は、

  • 一つの物事にこだわる、というような行為
  • 一つの物事にこだわっている、というような状態
  • 融通が利かない、というような性格
  • 臨機応変に対応する能力がない、というような評価

等を表現できます。

使用例

使用例

彼女は夕食に肉じゃがを作るつもりでスーパーに行ったが、肉が売り切れていた。その時点でメニューを変更するべきだったが、彼女はことにかわして肉無しで肉じゃがを作ったので、なんとも味気ない夕食になってしまった。

使用例

目まぐるしく変化する状況の中でことにかわすることは、致命的な失敗を招く。

使用例

行動の一貫性は確かに重要だけど、ことにかわせず色々なことを試してみることも、それはそれで学びにつながるんじゃないかな。

出典

しき【史記】

中国最初の紀伝体の通史。二十四史の一。一三〇巻。前漢の司馬遷著。紀元前九一年頃完成。上古の黄帝から前漢の武帝までの歴史を記す。本紀十二巻、表一〇巻、書八巻、せい三〇巻、列伝七〇巻から成る。後世、正史の模範とされた。注釈書に南朝の宋の裴駰はいいんの「史記集解しっかい」、唐の司馬貞の「史記索隠」、唐の張守節の「史記正義」などがある。太史公書。

引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂

原文の意味

趙王が将軍としてちょうかつを登用しようとしたとき、りんしょうじょは言った。「王様、名声のみを理由にちょうかつを使うのは、ことにかわで固定して瑟を弾くようなものです」

補説

ことにかわ
  • こと → 琴の弦を支え、動かして調律をするための道具。
  • にかわ → 動物の骨や皮から作成した接着剤。

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