騎虎の勢い(きこのいきおい)

状態を表現
感情を表現行為を表現状態を表現故事

意味

騎虎きこの勢い

物事に勢いがつき、途中でやめることができないこと。

使い方

文章中や会話中でどう使うのか?

騎虎きこの勢い」は、

  • 騎虎きこの勢いで…
  • 騎虎きこの勢いと…
  • 騎虎きこの勢い、…

というような使い方をすることが多いです。

何を表現できる?

騎虎きこの勢い」は、

  • 途中でやめられない、というような感情
  • 物事を続ける、というような行為
  • やめられないほどの勢いがついている、というような状態

等を表現できます。

使用例

使用例

彼は以前からその会社の株を買おうと固く決心していたが、その会社で不正会計が行なわれているという不穏なうわさが流れてきた。しかし、暴落の恐怖も騎虎きこの勢いとなった彼を止めることはなかった。

使用例

田川くんは恋人とのデートに当たって、入念に下調べを行ない様々な想定をしておいた。そのため訪れる予定だった人気レストランが大混雑していることを知ったときにも、騎虎きこの勢いで入店し案内待ちで時間を浪費するようなことはせず、即座に別の素敵なレストランに恋人を連れていくことができた。

使用例

散々苦労したけどもう少しで落札できそうなんだ!ここまで来たら、騎虎きこの勢い、絶対に落札してやる!

類義語

  • 乗りかかった船

出典

ずいしょ【隋書】

中国、二十四史の一。八五巻。唐の太宗の命令により魏徴・長孫無忌ら編。六三六年、帝紀五巻・列伝五〇巻が成立。志三〇巻は別書として六五六年に成立し、「隋書」に編入されたもので、そのうちの経籍志は書籍についての文献として重要。

引用元:松村明 三省堂編修所(2019) . 『大辞林4.0』 . 三省堂 .

原文の意味

北周の宣帝が亡くなった際、高祖は宮中にいて宰相をしていた。皇后は人を介して高祖に言った。「国に大事が起こりました。騎虎きこの勢い、あなたが即位することはきっと避けられないでしょう。どうか頑張ってください」


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